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Nagisa Hirakawa

平川 渚

大分県生まれの美術作家。2013年より鹿児島在住。
地域に滞在し、その場所固有の題材をもとに、主に糸を編んで空間にかたちを立ち上げるインスタレーション作品を制作。また、人々から集めた編み物や古着が持つ個別の記憶や出来事へアプローチし、作品として再編する試みも並行して行う。MIYAMA Biennale 0(2025)、「物語る予感」 (2024)、個展「流路の庭」(2023)、個展「かなた/あなたとの会話」(2022-2023)などで活躍。

作品名 | 0の泡

ニュートンの説によると、宇宙の星々がそこに静止して見えるのは星が重力で宇宙空間の一方へ向かう力と、無限である宇宙が外側へ広がろうとする力が同時に働いているためであるという。星はどのようにして生まれるのか。宇宙空間に漂う星間雲が重力で収縮する力と、その圧力で外側へ向かう力がイコールになったとき、星が誕生するのだそうだ。
糸で編まれた構造物に、内へ向かう力と外へ向かう力を加えたとき、0のかたちが現れる。それらをここに湧き立たせることを試みた。

展示場所 | 宇宙ヶ丘公園

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