Morio Shinoda
篠田 守男

1931年東京都生まれ。筑波大学名誉教授・彫刻家 鋼鉄線の張力と圧力で金属塊を中空に固定させるTC(Tension and Compression)シーズで知られる金属彫刻で、奇妙で不思議な空間を創出。◆日本国際美術展、宇部市現代彫刻展などに出品。◆1966年ヴェネツィア・ビエンナーレ展に出品、第9回高村光太郎賞を受賞。◆第回現代日本彫刻展神奈川県立美術館賞、第二回彫刻の森美術館賞、第4回朝倉文夫賞など次々に受賞。◆2000年には国際彫刻センター(ISC)優秀彫刻教育者賞をアジア人として初受賞。
作品名 | GT8215「世阿弥」2017
篠田守男が長期にわたって取 り組んできた支柱のテンションを離れて、浮遊するかたちが錘に身をまかせて、より自由になってゆく未来の彫刻を示しつつ「重力の恩寵」シリーズと名づけられています。
作品の中央にあるオブジェは、多くのワイヤーによって吊り下げられ空中に浮かんでおり、ワイヤーにつながる錘の重力によって成立しています。