Ryoichi Fujisaki
藤崎 了一

大阪府出身。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。彫刻の素材の扱いをきっかけに、その物性から立ち現れる表情の多様さを表現する作品を制作している。 今回の展示では水性と油性の素材を使い、物性の斥力や引き合う力が拮抗する映像を屋外の空間で投影することで重さ、軽さなど空間の密度や質量の変化を体験するものを制作する。

作品名 | Metaball_ Traum
壁に映る作品映像に自分の影を投影して、自分に映る映像を楽しんだり、近距離の影やちょっと離れたところの影を重ねて巨人になったり小人になったりして遊ぶ作品です。
展示場所 | 種子島宇宙センター宇宙科学技術館

作品名 | Metaball_ ruimte
流体の物性をマクロ撮影した実写映像作品。
とめどなく流れ、混ざり合い反発し合う液体の色彩を彫刻化する
無作為の映像的彫刻作品によって可視化するのは普段見過ごしているような世界の真理の一端である。人工物の中にも自然の摂理があり、この根源的な現象に幾らかでも近づきたいのである。