Hiroshi Yasuda
安田 宏

ブルーカーボン・サウンド・アーティスト
地球の大気中二酸化炭素濃度月間平均値が322 ppmの5月生まれ。
高校卒業後トランペット奏者として14年間にわたり日本全国でプロ演奏活動を展開したのち、1996年返済不要の音楽留学奨学金を得て渡米。マイアミ大学ジャズ科在学中には Ira Sullivan 氏のセッションに定期参加したほか、全米主要5都市でジャムセッションを22年間重ねる。デンバー大学に編入し卒業後の2015年には、恩師 Al Hood 氏率いるコンソーシアムの一員としてブラウンの生地デラウェア州「クリフォード・ブラウン・ジャズ・フェスティバル」に出演。 帰国後、コロナ禍をきっかけに環境意識が高まり、職業演奏家から「気候アーティスト」へと転身。沿岸生態系による気候変動対策「ブルーカーボン」を主軸にアート表現を継続している。作曲家野村誠氏に感銘を受け、だじゃれ音楽研究会メンバーとして大型海藻(乾燥昆布)を用いた独自の音具を研究開発。東京足立区の文化サロン仲町の家などで実験的な演奏表現を重ね、音を中核とした気候変動問題の感覚的・感情的表現を探求し日本各地、台湾、北米、中米で演奏してきた。
アナログの沿岸植生素材による演奏の傍ら、温暖化による海面上昇や藻場再生対策を概念的にまとめたインスタレーション作品を制作。気候変動データのデジタル音楽表現へと創作の幅を広げる中、国際的なアート活動支援プログラムへの応募を開始。
スミソニアン環境研究センター(SERC)研究員の論文研究交流や現地センターでのサウンドアート探索を経て、スミソニアン協会アーティスト・リサーチ・フェローシップ(SARF2025)に採択。スミソニアン自然史博物館の統括下、中米ベリーズにて2ヶ月間のサウンド研究フィールドワークを実施した。 滞在中には現地の国際的アーティスト、ペン・カエタノ氏と共演し、在ベリーズ日本大使からステージ上で公式に紹介を受ける。現在は、現地でのマングローブ研究や科学調査の追体験から着想を得た新たな音具やインスタレーション作品の開発を進めている。
2026 年冬には「種子島宇宙芸術祭」に招聘され、これまで培った大型海藻による表現に加え本邦初公開となる新作楽器「Mangrovox」を用いた展示・サウンドパフォーマンスを予定。将来の展望としては、世界最大規模のマングローブを有するインドネシアやインド、アフリカ等へも活動の幅を広げ、持続可能な未来に向けた社会的なアプローチを精力的に続けてゆく。
主なプロジェクト・実績
スミソニアン協会アーティスト・リサーチ・フェローシップ(SARF2025)採択
創作楽器「Mangrovox」開発とパフォーマンス
中米ベリーズでの音響フィールドワークおよびペン・カエタノ氏との共演
文化サロン仲町の家での昆布音楽実験
クリフォード・ブラウン・ジャズ・フェスティバル2015出演
Instagram https://www.instagram.com/bluecarbonsound.art/
展示場所 | 千座の岩屋
日時|2026年12月5日(土)・6日(日)
場所|千座の岩屋 (〒891-3702 鹿児島県熊毛郡南種子町平山817-24)