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生まれ変わった宇宙

2023

親子で、お散歩するところから始まり、拾ってきた自然素材を使い、キャンドルを入れる瓶に飾り付けをしていきました。また、子どもたちから、「こんなものが良いかも!」というアイディアが出てきます。いつも子どもたちの発想は、想像を超えてきます。大人が生み出せない作品を作るのも、枠を飛び出したアートの在り方に、気付きをくれるのも、子どもたちの作品です。AI化が進む中で、これからを生きて行く子どもたち。いかに、オリジナル性を大切に、生きて行けるかが重要になってきます。迷いなく自己表現が出来る場、自分にしか出せないオリジナルを、大切にして生きていって欲しいと思います。子どもたちに、感じて欲しいのは、「間」。出来るまでの工程、待つこと。答えを早く求めないこと。電子機器が復旧する中で、すぐに、答えや結果が出てくる世の中です。スーパーにいけば、野菜が手に入る。目の前にあるものが、どうやって作られるのか、工程を楽しめる、時間をかけてできるものに、楽しみを見つけられるような活動ができたらと思っています。 宇宙ってどんな色?どんな模様?アートをする中で、子どものイメージする宇宙、大人のイメージする宇宙が、まったく違うことに気が付きました。誰も行ったことがないからこそ、想像の世界の宇宙。人それぞれ思い描く宇宙は違うのかもしれないし、正解はないことにも気づかされました。途中から外で描くと、中から何かが溢れ出して、爆発したような、勢いが出た作品です。 大きなキャンバスに描く体験。 ここに好きに描いて良いですよ。 大きなキャンバスをもらったら 大人だったら、ほとんどの人が躊躇して、 迷って、なかなか 描けないだろうなと思います。 これで良いのかな?うまく描けているかな? 評価や、基準に心が持っていかれてしまうと思います。 アートをしている子どもを見ていると、 色々なことに気付かされます。 時には、作品が、思ったことと違う方向に行った時、あれ?と立ち止まる時、 こういうふうにしよう!と変更したり、 突然できた模様で、新たなものが生まれたり、 悩みながらも、また色を加えて、、 それはまるで、 自分の人生を描いていく姿に見えていました。 小さな身体の中に、たくさんの いろんな思いが眠っていて、 それが、言葉ではなく溢れ出す瞬間がありました。 どんなことがあっても なんとかなる。なんとかしていける力を 持っている。 どんなことだって想像して描けば、 形になっていく そんなことを教えてくれた こどもの姿でした。 想像して、創造していく。 これは、こどもにしか描けない、 彼にしか描けないオリジナルの宇宙です。 あなたの思い描く宇宙は、 どんな宇宙ですか??

こどものアトリエtempo

こどものあとりえテンポ

浦邊あゆみ
千葉県出身。結婚を機に種子島へ。
AMI国際モンテッソーリ教師
元オリエンタルランドカメラマン
キッズアートクリエイター®︎
築70年の古民家を、こどもの家&アトリエとして変身させ活動中
Special thanks
こどもの家 アトリエtempoに集まる島の子どもたち

市街地エリア

2023/12/9-17

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